「一番だし」はなぜ昆布と鰹節なのか?〜1+1を8に変える「うま味の相乗効果」の科学〜
「昆布だけでとった出汁」や「鰹節だけでとった出汁」は、上品ではあるものの、どこか物足りなさを感じる。しかし、この2つを合わせた「合わせだし(一番だし)」を一口飲むと、全身に染み渡るような深い旨味とコ…
調理科学研究所
|調理科学研究家
調理科学研究所は、調理に関する学術論文や専門書籍の内容を読み解き、分かりやすく要約して発信するメディアです。料理のプロセスで起こる物理的・化学的なメカニズムを紐解き、難解な科学の理論をシンプルに整理してお届けします。日々の料理の背景にある「なぜ?」を解き明かす、調理科学の知識をまとめています。
「昆布だけでとった出汁」や「鰹節だけでとった出汁」は、上品ではあるものの、どこか物足りなさを感じる。しかし、この2つを合わせた「合わせだし(一番だし)」を一口飲むと、全身に染み渡るような深い旨味とコ…
和食の煮魚や汁物を作る際、「魚の切り身やアラに熱湯をかけ、すぐに冷水に落として汚れを洗う」という工程がある。プロの世界では「霜降り(しもふり)」と呼ばれるこの下処理だが、なぜただの流水で洗うだけでは…
酢豚にパイナップルが入っていることへの賛否はさておき、調理科学の視点から見ると「肉とパイナップルを合わせる」という行為は、極めて理にかなった最強のアプローチである。 「フルーツの酸味で肉がさっ…
和食の小鉢や丼もののトッピングとして愛される「温泉卵」。固茹ででも半熟でもない、あの絶妙なトロトロのテクスチャーは、家庭で再現しようとするとなかなか難しい。「沸騰したお湯に入れて火を止める」など様々…
肉や魚を調理する際、「焼く前には必ず表面の水分をペーパーでしっかり拭き取る」という工程がある。レシピ本にも必ず書かれている基本中の基本だが、なぜこのひと手間がそれほどまでに重要なのか。 「生臭…
「家でステーキやローストポークを焼くと、どうしてもパサパサになってしまう」 「せっかく上手に焼けたと思っても、切った瞬間に美味しい肉汁がまな板の上に全部流れ出てしまう」 肉の火入れにおいて、こ…